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新しいReact Nativeコマンド、Doctorの紹介

·2分で読めます
Lucas Bento
React Native コミュニティ

React Nativeコミュニティの6人の貢献者による20以上のプルリクエストを経て、開発環境のセットアップ、トラブルシューティング、エラーの自動修正を支援する新しいコマンドreact-native doctorを発表できることを大変嬉しく思います。このdoctorコマンドは、ExpoHomebrew独自のdoctorコマンドから強くインスピレーションを受け、Jestからインスピレーションを受けたUIの要素を加えています。

動作中の様子はこちらです

仕組み

doctorコマンドは現在、CocoaPods、Xcode、Android SDKなど、React Nativeが依存するほとんどのソフトウェアとライブラリをサポートしています。doctorは開発環境の問題を見つけ、それらを自動的に修正するオプションを提供します。doctorが問題を修正できない場合は、次のように、その問題を手動で修正する方法を説明するメッセージと役立つリンクを表示します。

Doctor command with a link to help on Android SDK's installation

今すぐ試す

doctorコマンドはReact Native 0.62の一部として利用可能です。しかし、まだアップグレードせずに試すことができます。

npx @react-native-community/cli doctor

現在サポートされているチェック

doctorは現在、以下のチェックをサポートしています。

  • Node.js (>= 8.3)
  • yarn (>= 1.10)
  • npm (>= 4)
  • Watchman (>= 4)、開発モードでファイルシステムの変更を監視するために使用されます。

Android環境に特化したもの

  • Android SDK (>= 26)、Androidのソフトウェアランタイム。
  • Android NDK (>= 19)、Androidのネイティブ開発ツールキット。
  • ANDROID_HOME、Android SDKのセットアップに必要な環境変数。

そしてiOS環境へ

  • Xcode (>= 10)、iOSアプリケーションの開発、ビルド、配布のためのIDE。
  • CocoaPods、iOSアプリケーション用のライブラリ依存関係管理ツール。
  • ios-deploy (オプション)、CLIが物理的なiOSデバイスにアプリケーションをインストールするために内部的に使用するライブラリ。

謝辞

この作業に協力してくれたReact Nativeコミュニティ、特に@thymikee@thib92@jmeistrich@tido64@rickhanloniiに深く感謝します。