月次リリースサイクル: 12月と1月のRCをリリース
React Nativeが導入されてから間もなく、私たちはコミュニティが新機能を導入しやすくすると同時に、本番環境でのバージョンを安定させるために、2週間ごとにリリースを開始しました。Facebookでは、本番iOSアプリのリリースに向けて2週間ごとにコードベースを安定させる必要があったため、オープンソース版も同じペースでリリースすることにしました。現在、多くのFacebookアプリ、特にAndroidでは週に一度のペースでリリースされています。マスターブランチから毎週リリースするため、かなり安定した状態を保つ必要があります。そのため、2週間ごとのリリースペースは、もはや内部の貢献者にさえメリットがなくなっていました。
コミュニティからは、リリースのペースが速すぎて追いつくのが大変だというフィードバックを頻繁にいただいています。Expoのようなツールは、バージョンの急激な変化に対応するために、リリースを1つおきにスキップする必要がありました。このことから、2週間ごとのリリースがコミュニティにとってあまり良いものではなかったことは明らかです。
これからは月次リリースへ
この度、新しい月次リリースペースと、2016年12月版のリリースv0.40
を発表できることを嬉しく思います。このバージョンは先月を通して安定化が行われ、導入の準備が整っています。(ただし、iOSのネイティブモジュールのヘッダーを更新するのを忘れないでください)。
週末を避けたり、予期せぬ問題に対応するために数日ずれることはあるかもしれませんが、これからは各リリースが月の初めに利用可能になり、月末に正式リリースされると期待していただいて構いません。
最善のサポートを得るために当月版を使用する
1月のリリース候補版(RC)が試せるようになっています。新機能はこちらで確認できます。
これからどのような変更が加えられるかを確認し、React Nativeの貢献者により良いフィードバックを提供するために、可能な限り常に当月のリリース候補版を使用してください。各バージョンが月末にリリースされる頃には、そこに含まれる変更点はFacebookの本番アプリで2週間以上使われていることになります。
新しいreact-native-git-upgradeコマンドを使えば、アプリを簡単にアップグレードできます。
npm install -g react-native-git-upgrade
react-native-git-upgrade 0.41.0-rc.0
このよりシンプルなアプローチによって、コミュニティがReact Nativeの変更を追いやすくなり、新しいバージョンをできるだけ早く導入しやすくなることを願っています!
(この計画を考案してくれたMartin Konicekと、それを実現してくれたMike Grabowskiに感謝します)