ローカルライブラリのセットアップ
ローカルライブラリとは、ビューやモジュールを含むライブラリで、あなたのアプリにローカルなものであり、レジストリには公開されません。これは、ローカルライブラリがアプリのネイティブコードから分離されているという点で、ビューやモジュールに対する従来のセットアップとは異なります。
ローカルライブラリはandroid/
およびios/
フォルダの外側に作成され、オートリンクを使用してアプリと統合されます。ローカルライブラリの構造は次のようになります。
MyApp
├── node_modules
├── modules <-- folder for your local libraries
│ └── awesome-module <-- your local library
├── android
├── ios
├── src
├── index.js
└── package.json
ローカルライブラリのコードはandroid/
およびios/
フォルダの外にあるため、将来的にReact Nativeのバージョンアップが容易になり、他のプロジェクトにコピーするなども簡単になります。
ローカルライブラリを作成するには、create-react-native-libraryを使用します。このツールには必要なすべてのテンプレートが含まれています。
はじめに
React Nativeアプリケーションのルートフォルダ内で、以下のコマンドを実行します。
npx create-react-native-library@latest awesome-module
ここで、awesome-module
は新しいモジュールに付けたい名前です。プロンプトに従って進むと、プロジェクトのルートディレクトリにmodules
という新しいフォルダが作成され、その中に新しいモジュールが含まれています。
リンク
デフォルトでは、生成されたライブラリは、Yarnを使用する場合はlink:
プロトコル、npmを使用する場合はfile:
プロトコルを使用してプロジェクトに自動的にリンクされます。
- npm
- Yarn
"dependencies": {
"awesome-module": "file:./modules/awesome-module"
}
"dependencies": {
"awesome-module": "link:./modules/awesome-module"
}
これにより、node_modules
の下にライブラリへのシンボリックリンクが作成され、オートリンクが機能するようになります。
依存関係のインストール
モジュールをリンクするには、依存関係をインストールする必要があります。
- npm
- Yarn
npm install
yarn install
アプリ内でのモジュールの使用
アプリ内でモジュールを使用するには、その名前でインポートします。
import {multiply} from 'awesome-module';